カンバン仕事術
見える化
WIPの制限
流れの管理
「作業は間に合わせるものではなく流れるものだ」
多すぎるWIPが流れを破壊する
WIP制限を適切に設定すれば作業の流れを促進できる
品質に目を向けながらきちんとタスクを完了できる
多すぎるWIPを管理するオーバーヘッドが消え去る
生産性が爆発的に増加する
仕事を見える化する
隠れている仕事を明らかにする
それぞれの仕事を付箋紙に書いて貼るだけ
以下のことが見えるようになる
誰がその仕事をやっているのか
自分が何をやっているのか
どれだけの仕事が行われているのか
見える化された仕事は、それを見ている人たちに情報を放射(ラジエート)する
ワークフローをボードにマッピングする
仕事がチームに入ってくるところから、出て行くところまで、すべてのステージを特定する
完璧を目指さない
検査と適応
顧客に価値を生み出すまで仕事は完了しない
ワークフローを見える化する
仕事の状態
仕事が進んでいなかったり、ステージに積み上がっていたりするといった潜在的な問題
仕掛り作業(WIP:Work in Process)とは、同時に作業している作業項目の数のこと
WIPを減らすとリードタイムが短くなり、プロセスがより早く流れるようになる
仕掛りを制限する
同時に行う作業項目を減らす
バッチを小さくすると、リードタイムが短縮される
リソース効率は低下するが、流れの効率は向上する
抽象的な概念を教えるのに「コイン渡し」のようなゲームやシミュレーションは優れている
WIP制限は厳密なルールではない。議論のきっかけである。
メトリクス
チームの改善に有効
チームが自分たちのメトリクスを選択する(人事評価に使わないこと)
役に立つメトリクスは2つ
リードタイム:ワークフロー全体の時間
スループット:一定期間に完了した作業項目の数
Kanban, kanban, カンバンシステムとは
Kanban カンバンメソッド
組織に進化的な変化を起こす手法。デヴィット・J・アンダーソンが初めて理論化したもので、『カンバンーソフトウェア開発の変革』で詳しく説明されている
kanban
ビジュアルなプロセスマネジメントシステムで、何を、いつ、どうやって製造するかを示す
カンバンシステム
プロセスのなかにある仕事を追跡するように作られたシステム
カンバンボード、カード、仕事のポリシーなど
カンバンのコンセプトはトヨタが起源
原則
1. 見える化
2. WIPの制限
3. 流れの管理
4. ポリシーの明示
5. フィードバックループの実現
6. コラボレーティブな改善と実験的な進化(モデルや科学手法を利用)
仕掛り作業とは何か?
現在行っているすべての作業
たとえば、実際に行っている作業、検証やデプロイを待っている作業項目
最終的な顧客に価値を届けるために行わなければいけない未完了の作業
ソフトウェア開発における仕掛り作業とは?
知的労働におけるWIPは目に見えない
フィードバックが遅くなる => 遅れ => 仕事が増える => WIPが増える