知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略

何故読みたいか

知的生産の技術」とは何か違うのか知りたい
堀正岳さんの本を読みたい
知識を紡いでいきたい

不確実な世界でいかに未来を、人生を設計すればいいのか。その鍵となるのが「知的生活」を「設計」するという考え方

「知的生活」とは情報との向き合い方
知的とは「頭がいい」ということではなく、勉強ができる、学問的である必要はない
周囲にあふれている情報との向き合い方が知的であるということ

知的生活とは、新しい情報との出会いと刺激が単なる消費にとどまらず、新しい知的生産につながっている場合

知的生産には、新しい情報が生まれることが必須
自分が情報に触れた結果、以前は存在しなかった新しい言葉や表現が生まれる
知的な「積み上げ」を続けることで、それまで見えていなかったつながりを見出していくという楽しみ

知的生活の積み上げ
誰かが褒めてくれるから学ぶものでも、わかりやすい収益があるから追求するものでもなく、あなたがあなた自身であり、ほかの誰でもないことを思い出させる情報との触れ合い
わかりやすいメリットはない
遠回りが最も近道になる

情報は誰かに発見されることによって価値が生まれる

知らない誰かへの贈り物のように情報発信をする
贈り物のように見返りを期待することなくギブするところから始めなければならない
運良く誰かのもとに新たな刺激として伝わるのなら、知的な積み上げは、贈り物のような発信を通じて一つの閉じた円環のようになり、どこかの誰かの、次の積み上げに役立つ

42--なんのために、どこに情報発信をするか

発信によって蓄積した情報が整理される
発信を行うことでさらに情報が集まってくる
発見を紹介すること
本を読んだ感想、ウェブで見つけた面白い話題、話題のニュースなど、自分が面白いと感じた内容をそのまま紹介するだけでも立派な発信
右から左に流すだけではなく、ほんの少しでもいいので自分がその情報に対してどのように感じたか、過去の経験からどんな関連性を見出したのかといったプラスアルファを付け加える
情報で人をつなぐハブになる
あるクラスタではよく知られている情報が、別のクラスタでは全く知られていないため、それをつなぐ発信をするだけでも価値が生まれる
完成に向かうプロセスを発信する
知的生活の成果を見事な完成品として見せてみたいという気持ちもわかるが、見ている側はあなた自身がどうしてそれに取り組んでいるのかという理由に興味をもつこともある
知的生活の発信とは決して大げさなものではなく、生活の片隅から小さく発信してゆくことから始まる
それが意外な人に伝わり、期待していなかったような評価を受けることもある
まずは自分から一歩踏み出して発信することでしか、そのつながりは生まれない

45 知的生活の発信先としてブログが最適な理由

日々の小さい発信がやがて知的生活の大伽藍(がらん)に成長するのが魅力
この先新しいウェブ上の技術が生まれたとしても多くの場合はブログによって参照し、言及することも可能だと予想できる
今ブログを始めるなら
せめて1つのニッチはもっておく
見た目の違いにも気を使う
専門家であるような口調を心掛ける
読者は自信なさげに弁解しながら各記事なんて読みたくない
自分の知識の限界を認めつつも、その分野の専門家であるような口調で書くべき
カテゴリ分けとタグ付けは入念に行う
ブログがストック情報として機能するためには日々の蓄積が辿れるようになっていることが重要

47 情報収集情報発信のバランスを設計する

経験的には1の発信をするためにはその10倍の情報に目を通しておく必要がある

48 セーブポイント読書術

明日に続きを読むときに一瞬で内容を思い出す
覚えていると思っていても必ず一行でいいのでセーブポイントを取っておくと、同時に読んでいる冊数が増えてもどこから読み直せば良いかわかる


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