アドボカシー
「擁護・代弁」や「支持・表明」「唱道」などの意味
システムや制度における決定に影響を与えることを目的とした、個人またはグループによる活動や運動
擁護者、支援
アドボカシー
「アドボケイト」と同じ語源で「擁護・代弁」や「支持・表明」「唱道」などの意味を持ち、同時に政治的、経済的、社会的なシステムや制度における決定に影響を与えることを目的とした、個人またはグループによる活動や運動を意味する。アドボカシーには、インターネット(ソーシャルメディア含む)やマスメディアのキャンペーン、公開演説、調査の実施・発表、またはアミカス・キュリエの提出など、個人または組織が行う様々な活動が含まれる。ロビー活動(利益団体によることが多い)は特定の問題または特定の法律について立法者に直接のアプローチをとるアドボカシーの一形態である。
advocateは翻訳すると「擁護者・支持者」、advocacyは「擁護・支持」という意味ですが、マーケティング用語では自社のブランドや商品を熱狂的に支持して使ってくれるファンやファン心理のことを指します。
山岡先生: アドボカシーとはロイヤリティが極まっている状態のことです。ロイヤリティのはしご、ラダーという有名な理論があって、企業は最初に見込顧客をターゲティングして、ターゲティングした見込顧客が商品を買ってくれるとカスタマーになる。2回3回買ってもらえるようになってリピーターになる。リピーターになってもらったら、今度は忠誠心を持ってもらえるような活動をして、ロイヤリティを持つサポーターに昇格する。サポーターからロイヤリティを持った人がもっとロイヤリティが極まるとアドボカシーと呼ばれる状態となります。
こうなると、推奨者として自分たちの商品をいろんな人にクチコミしてくれたり、擁護者としてこのブランド自体を守ってくれるような存在となってくれます。
アドボカシーの意味の中には《支援》とか《擁護》とか《弁護》という意味合いがあります。ふつう単なる友達だったら法に触れるようなことをしたらみんな去っていくと思うんですけど(笑)、親はたぶん去らないですよね。我が子は守ると思うんです。擁護者というのはそういう人で、会社が変な事をやったとしても「いや、そんなことないよ」と擁護してくれるありがたい存在です。アドボカシー・マーケティングというのはそういう擁護者、つまりアドボカシーと言われるロイヤリティが極まった人をできるだけ多く顧客として戦略的に持っていこうとする志向性のことです。